小さな命を守る、メダカの保護色機能。

メダカ販売店 めだか藁屋の わらお です
こんにちは!
本日は、メダカの保護色機能について感じたことを書いてみます。
(最近真面目なネタが多いなぁ。)
スモールアイ(点目)メダカを飼育されているかたは
ご経験があると思いますが、
スモールアイ同士でペアを組んで採卵していると
どこからか稚魚が孵化して、
親と一緒にそのまま育っていることがあります。
そうです、
普通は孵化した稚魚は親に捕食されてしまうことが多く、
同じ水槽で食べられずに育つことは稀(まれ)です。
(稚魚の隠れ家となる水草などが繁茂している場合などを除く)
ご存じの通り、スモールアイ(点目)メダカは、
その目の構造上、弱視(極端に黒目部分が小さく、目が見えにくい)ですから
稚魚を見つけにくいため、そのまま親魚と一緒に 稚魚が育つ光景をよく目にします。

写真:久保系楊貴妃スモールアイ(点目)
ところが、
本日、面白い光景に出くわしました。
真っ黒の容器で、小川ブラックの採卵をしていたんですが、
その容器のなかで、たくさんの稚魚が捕食されずに育っていたのです。

使用していた容器は、「N BOX」と呼ばれるプラ製の小さなコンテナ。
容量は13リットルです。
ここに、小川ブラックを採卵のため1ペア+1尾(計3尾) 泳がせていました。

100均の米びつに、稚魚を移してみると。。。
なんと、30尾以上の稚魚が親に食べられずに育っていました。
(単にほったらかしにしていただけという説もありけり。。)
これだけの稚魚が、たった13リットルの容器に親3尾と一緒に泳いでいたにもかかわらず、
生き残っていたのにびっくり。
小川ブラックは、ご存じの通りスモールアイ(点目)ではありません。
目は普通に見えているはず。
おそらく、
容器が黒いため稚魚が親魚に見つかりにくかったためと思われます。
白い容器に入れていたら、
稚魚は おそらく捕食されていたことでしょう。
もしかすると、小川ブラックは保護色機能が働きにくいので
普通目でありながら、他のメダカと比べて視力が弱いのかもしれませんが。
そのあたりは勉強不足なのでよくわかりません。
・・・と、思って別の白い容器に親を入れたら
稚魚が追っかけまわされていたので、あわてて保護。
目は見えてるみたいです(笑)
さっさと、採卵せねば。。
今月末あたりから、いよいよ第1養殖場が稼働予定です。
メダカの在庫は育種分を含めても、まだ2万尾程度しかいませんので
4万尾くらいになりましたら、通販も開始する予定です。
本日もご覧いただき誠にありがとうございました。

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